東京優駿と馬体重
近年のクラシックでは、大型馬の台頭が著しいと言われている。
本当にそうだろうか? 確かめたのだろうか?
自分の目で確かめてみよう。オカルト競馬くんはそう思い立った。
とりあえず、過去30年間の東京優駿3着までの馬体重を見やすくしてみた。
最低馬体重は430kg、
最高馬体重は542kg。
1着馬は444kg~514kgで70kgの間に収まり、
2着馬は430kg~520kgで90kgの間、
3着馬は430kg~542kgで112kgの間に収まる。
1着馬の平均は478.9kg、中央値は482kg、増減は、最大+16kg、最小-8kg。
2着馬は平均は480.4kg、中央値は483kg、増減は、最大+6kg、最小-12kg。
3着馬は平均は479.9kg、中央値は473kg、増減は、最大+16kg、最小-4kg。
1着馬の最頻値は480~489kgまでの8頭、
2着馬は490~499kgまでの8頭、
3着馬は460~469kgまでの7頭となっている。
さて、大型馬の定義とは何だろうか。500kg以上からではないかと思う。
その基準で10年ごとにデータを見てみると、
第57回から第66回までは、1着馬では1頭、2着では2頭、3着では0頭。
第67回から第76回までは、1着馬では3頭、2着では2頭、3着では5頭。
第77回から第86回までは、1着馬では1頭、2着では1頭、3着では5頭となっている。
これだけ見れば、それほど多くなっているとは思えない。
平均値でも見ていきたい。
第57回から第66回は、1着馬では474.4kg、2着では474.2kg、3着では454.2kg。
第67回から第76回は、1着馬では483.6kg、2着では490.8kg、3着では488.2kg。
第77回から第86回は、1着馬では478.8kg、2着では476.2kg、3着では497.4kg。
これなら、確かに、全体的に大型化してきていると分かる。
ただ、1着馬だけは480kg前後で推移している。何か理由があるのだろう。
440kg以下の超小型馬は、
第60回3着ナリタタイシン、
第59回2着ライスシャワー、
第57回3着ホワイトストーンの3頭のみ。
530kg以上の超大型馬は、
第80回3着アポロソニック、
第78回3着ベルシャザールの2頭のみ。
勝ち馬の最高馬体重は514kg
5番人気以内の450kg以下の馬券外
12年1馬人気4着ワールドエース446kg
99年4番人気4着オースミブライト444kg
97年4番人気9着サイレンススズカ432kg
96年2番人気4着ロイヤルタッチ440kg
96年5番人気9着ミナモトマリノス444kg
95年3番人気8着オースミベスト440kg
92年3番人気12着サクラセカイオー442kg
90年2番人気5着ハクタイセイ448kg
90年4番人気9着ユートジョージ450kg
5番人気以内の510kg以上の馬券外
18年2番人気5着ブラストワンピース532kg
17年4番人気6着アルアイン516kg
14年2番人気5着トゥザワールド516kg
11年3番人気12着デボネア530kg
04年4番人気6着ダイワメジャー536kg
03年4番人気4着サイレントディール520kg
01年2番人気5着クロフネ510kg