調教後の馬体重から臨戦過程を妄想する
過去10年のダービー3着内の調整を馬体重から見る。
とりあえず、データを集めて表にしてみた。
パッと見で分かるとおりだろう。
当然、前走から調教後までに馬体重が増えている馬のほうが多い。
そうでなければ、カイ食いが悪い(食欲が無い)ということになる。
つまり、人間が食欲がないときと同じように体調を崩した可能性が高い。
しかし、ホースマンの夢ともいえるダービーにおいて、
そんな調整ミスは、まず中々起こらないだろう。
前走から当日までに馬体重を減らし続けている。
前者は、たしか挫跖か何かの一頓挫があった上でのホープフルSから皐月賞という、
当時まだ前例のないぶっつけローテーションであった。
狙って絞ってきているという明確な理由があり体調不良には当たらないであろう。
後者は、どんな理由があったのかはよく知らない。てへ
さぁ、今年はどうなのか見ていきたい。
前走から調整後に減少しているのは、サリオスとマンオブスピリットの2頭となる。
サリオスはレイデオロと同じく、年末からのぶっつけ皐月賞パターンでまあ良いとしよう。
マンオブスピリットは……どういうことだろうか。わからない。
これらのデータから読み解くに、(まあ当然ではあるが)ダービーで好走するのは、
前走後に馬体増、調教後にも増加を維持しつつ、
当日までに微調整のための軽い調教や輸送などを経て、
当日は前走よりも馬体減になるのが理想的な臨戦過程といえる。
当日の馬体重増減に注目したい。